クラシックと旅行 そして酒浸りの日々

10年程前に書いていたブログの飛行機と旅行の特化版です。

2018年4月19日(木)新日本フィルハーモニー交響楽団

新日本フィルハーモニー交響楽団

2018年4月19日(木)19:00 開演/ サントリーホール

 

出演者
指揮 上岡 敏之
ピアノ アンヌ・ケフェレック* Anne Queffélec

 


プログラム

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491*

Mozart: Piano Concerto No.24 in C Minor, K.491 *

ブルックナー交響曲第6番 イ長調 WAB 106

Bruckner: Symphony No.6 in A Major, WAB 106

 

たまには演奏会のことでも書くか。

最近は何でも忘れちゃうからな。聴いた曲目のメモと、何を考えたかを。

 

3月の定期演奏会をサボってしまったので久々の演奏会
事前に予習しようと思ったけれど、ウチにあるはずのCDが見つからなかった。
なんでかしら?

 

モーツァルトのピアノコンチェルトはとってもとっても美しかった。
弦楽器のアンサンブルもかなり揃っていて良い感じ。
ピアニストのアンヌさんはとてもチャーミングな女性なのですね
繊細なタッチで美しい調べを堪能致しました。

ブルックナーの6番!
好きな作曲家の中でも1位と2位を争う作曲家
9曲ある交響曲の中でも好きな曲のひとつ。
いつも曲名を意識せずに聴いているので、始まるまで6番の冒頭が思い出せずにいたのだけれど
曲が始まるや否や引き込まれました。

あの壮麗で荘厳な調べがサントリーホールいっぱいに広がって
曲の美しさと響きに酔いしれました。

今回は久々に古部さんのオーボエで嬉しかったなあ。
彼のオーボエは怜悧なのに官能的で蠱惑されてしまいます。
確かにオーケストラの一部なのに何であんなに曲を引き立て牽引することが出来るのだろうか。

アンコール
ヘンデル作曲(ケンプ編) メヌエット ト短調
モーツァルト作曲 交響曲第29番イ長調 第4楽章


曲を聴きながら徒然なるままに考えたこと
アルミンクやハーディングがいた頃とはオーケストラが確かに変容したのだということ。
私は音楽監督が上岡さんになってしばらくは些細な違和感だったり
なんか違うってずっと思っていて足が遠のいていたのだけれど
時は移ろうものだということを実感しました。
そして、これからはこれでいいのだと。


アルミンクが音楽監督で10年間、音楽監督になりたての頃に
定期会員になってずっと聴いてきたのもあったり
実験的なプログラムや今までにない試みが魅力的だったり
ハーディングの人を引きつける魅力を目の当たりにしたりして
私の中で随分と思い入れがあったりしたのだけれど
その10年間の間に客演した上岡さんの演奏も確かに私の印象に残っているのだ。

そしてそれは今でも。